【紹介】 SONYのレコードプレーヤーPS-X3です。 幼少期、父から受け継ぎ色々と遊んだ機体です。 当時SONYがＰＳ-Ｘ１桁番台シリーズを新たに展開。普及クラスの主力機がＰＳ-Ｘ６でした。その後にオート機能が省かれた廉価タイプとして出たのが本機。 X9を上位種に持つこの1桁シリーズですがX9は別物です。しかし入門プレーヤーとはいえ兄貴分X6と同じくマグネディスク回転検出機能（その癖、経年の回転トラブルがとても多い）、ある意味で名機？であるXL-15を搭載しておりフルオート以外は同等の性能です。 厚みだけのゴムのインシュレーターやストロボサーボ管理、交換用のヘッドシェル保持穴、サーボ灯など見た目だけの色々なオプションも詰め込んだコスパの良い、メーカーのいわば普及モデルです。 しかしこれからレコードプレーヤーを触りたい方にはオススメのモデルには変わりありません。 当方はオートやマニュアル、MMもMCも拘りなく選ぶオーディオ民。SN比やウッド素材に対して今ではどうでもよい人間です。 その上でこれは普通のプレーヤー。この手の物は探せば沢山良いものはございますが需要があればと思います。 【状態】 音出し正常。各ピッチRPM正常値。アーム、針圧調整正常。サーボランプの異常点滅なし。カートリッジなし。出力プラグ交換。 出品に当たり内部メンテナンス。 分解清掃、接点ケア、モーターへのグリスアップ、電解コンデンサの確認、トランス側のコンデンサの1つに異常な突起があったので念のため新品に交換。（写真9枚目の赤点） また経年劣化により初期端子が酸化しておりましたので端子交換（写真7枚目）をしました。 ※発振関係には特に異常は無かったのですが回転数を微調整するダイヤル式コンデンサは基盤に直付け（写真8枚目）されているので、RPMをコンマ2桁単位まで調整される方は裏基盤（写真8枚目）への分解が必要です。 外観はそれなりに経年劣化によりスレや傷などがございます。音質などは主観が入りますし古い機械には変わりはございませんので、品としてのご理解がある方のみご一考下さい。 ご検討される方におかれましては気になる点は必ずコメントにてお知らせ下さい。全てご納得の上でご購入の程、宜しくお願い致します。