こちらのリングは1890-1905年の後期ヴィクトリア時代の素晴らしい作品です。100年以上前のものとは思えないほど美しいリングです。 オーストラリアの明るいオパールに、ローズカットダイヤモンドが北極と南極に配置された、古典的なヴィクトリアンデザインです。 シャンクの両サイドには手鋳造の繊細なスクロール模様が描かれています。 オパールの歴史は古く、古代ローマ時代には「神の石」として親しまれていました。 オーロラを閉じ込めたようなあまりにも美しい幻想的な輝きから、歴史的には恐れられていた時期がありました。 そんなオパールを初めに評価したのはヴィクトリア女王の夫、アルバート公です。ヴィクトリア女王が成し遂げた事や、歴史的に名君として名前が残っているのも、彼の陰ながらの仕事が大きいとされています。アルバート公は、根拠のない話を信じず、自分が良いと思った物、としてオパールを女王に贈りました。ヴィクトリア女王はオパールの美しさに感動し、頻繁に身に着けたため、やがて民衆にも広まりました。1890年頃オーストラリアからオパールが入り、オパールジュエリーの製作は盛んになります。オパールは婚約指輪に用いられる程、「幸福」の象徴となりました。 年代：1900年代 素材：10金 ジェムストーン：オパール、ダイヤモンド サイズ：15号 重量：2.1g 刻印：メーカーのマークとKの刻印 刻印はありませんが、恐らくその時代のアメリカのアンティークリングのデザインになりますのでアメリカ製かと思われます。 ※リングケースは撮影のためのものですので付属しておりません。 ※すり替え防止のため、返品対応はできかねますのでご了承ください。 ※とても綺麗な状態ですが、アンティーク・ヴィンテージという性質上、表記は「やや傷や汚れあり」の表記設定とさせて頂いております。