神道野中の清水 【判型】半紙本4巻4冊。縦225粍。 【作者】伴部安崇（トモベヤスタカ・八重垣翁・伴部止定斎）作・序・跋。 【年代等】享保17年夏自序。享保17年6月自跋。享保18年1月刊。［京都］茨城多左衛門（柳枝軒）板。 【備考】分類「神道」。「いにしへの野中の清水ぬるけれど本のこころをしる人ぞくむ」という『古今集』の歌から書名を採っているように、初学の人のために、神道に関する基本的な事項について、基礎的な知識を提供し、考え方の根本を立てようとしたもの。項目は大きく数えて62、細かく数えて144に上り、年中行事・神道古典・諸祭祀・神名・歴史・道徳・神道生活など、広い範囲にわたっているが、説明もかなり詳しい。垂加神道の立場に立った入門書として、すぐれたものの一つである（「日本古典文学大辞典」参照）。 ★原装・題簽付（1巻題簽摩滅）・状態良好（表紙やや傷み）。【参考価格（初出品時の相場）：日本の古本屋で、原装本4冊揃いが、8,500円～49,500円】。