1930年代の国産レジです。 ボロボロの状態でリサイクルショップにあるのを、設計図も部品も無い中4ヶ月掛けて分解清掃修理ほぼほぼ直しました。 電源も必要としないのに、キーを打ってハンドルを回すと チーンという音と共に引き出しが出てきます。 ジャーナルも印字され打った回数を記録するカウンターも回ります。 仕掛けはほとんどバネと歯車と金属プレートで、当時の設計者の気合いが感じられます。 すり減っている部品などは直す術がなく歯車等は ほんの僅かな引っ掛かりで動くので 振動その他で動きに不具合が出ることもしばしばです。 ジャーナルやカーボン紙交換の扉は 元々は鍵があったと思われますが今はありません。 印字はカーボン紙を使っているので経年で薄くなって来ています(交換すれば治ると思います) 印字表示部分カバーはプラスチックの加工をしています。 あくまでも当時を偲ぶオブジェとしてお考え下さい。