明治大正くらいの着物の裏に使われていた、見事に変色した薄絹でドレスを作り、その上に、解れが酷く補修を重ねてきたフランスアンティークの手仕事のレースをアシンメトリーに縫い付けました。　　　　　　　　　　　　　　アンティークレースと呼ばれる物の多くは機械編みですが、こちらは一針一針縫い付けられた手仕事による物です。入手してから、少しづつ繋いできましたが、まだまだホールなどあります。一枚のチュールでしたが、鋏を入れ胸元とスカート部分に分けて、向きを変えて縫い付けました。 袖口とボネにはラビットファーでアクセントをつけました。こちらはアンティークではないので、抜け毛などの心配はありません。 なお、レースと絹地も、たいへん古い物ではありますが、しっかりしたもので、裁縫中危うさを感じたことはありませんでした。 子供っぽさを避ける為、腰は低めに緩くしています。レースの厚みの為、スカート部分はラインがきれいにはでていません。 着替え時のドールのダメージを避けるため、後ろは全開、体型に合わせられるよう、リボンで括る仕様にしています。 ボネのモデルは初期ケストナー。2体とも刻印Fのみのアルファベットケストナーです。 ドレスのモデルは27cmのビスクドール アンティーク ではありません。が、この子しかこのドレスを着られません。サイズを間違えました。